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猫のトイレカバーをすのこで作る3つの形|内寸の決め方と閉じ込めの防ぎ方

猫のトイレカバーをすのこで作る3つの形
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猫のトイレを部屋の隅に置いていると、まわりに散った砂や、来客のときの見た目が気になってきますよね。すのこは1枚110円から手に入り、板を組み合わせるだけで箱の形になるので、のこぎりや電動工具をそろえていなくても取りかかれます。

この記事では、すのこで作る猫のトイレカバーを、L字のついたて・コの字・天板つきの箱型という3つの形に分けて、必要な枚数と隠れる面、気をつけるところで比べます。あわせて、作る前に測る4つの寸法から、ささくれの始末、倒れと閉じ込めの防ぎ方、においがこもりにくい組み方、洗えるところと替えどきまでを順にまとめました。

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覆うかどうかは猫によって分かれる

覆いのついたトイレと、開いたままのトイレ。どちらを好むかは猫のあいだでほぼ半々に分かれていて、覆いの有無よりも掃除の頻度のほうが使い心地を左右することもあります。カバーを付ければ必ず使いやすくなる、という話ではないわけです。

なお、この半々という結果で比べられたのは、大きめの覆いつきトイレです。猫の排泄についてのガイドラインは、飼い主が中の様子を見られてこまめにすくえるように、できるなら開いたままを勧めています。

とくに気をつけたいのは、覆いが小さいときです。中が狭いと体の大きい猫は排泄の姿勢を取りにくく、トイレそのものを避けるようになることがあります。作るなら、狭くしないことが最初の条件になります。

そこで、床や壁にネジで留めず、持ち上げれば外せる作りにしておきましょう。三方を板で囲うだけでも、視線はさえぎれます。合わなかったときに元の置き方へ戻せる余地を残しておけば、思いきって試せますよ。

中に入れるトイレ本体から見直したいときは、タイプ別の特徴と選び方をこちらにまとめています。

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作る前に測る4つの寸法

カバーの大きさは、空いているスペースからではなく、猫とトイレの寸法から決めていきます。測るのは4か所。それぞれ決まることが違うので、先に表で整理しておきましょう。

測るものどこを測るかこれで決まること
猫の体長鼻先からしっぽのつけ根までトイレ本体の内寸
トイレの外寸いちばん外側の幅と奥行きカバーの内寸の下限
しゃがんだ背の高さ砂を掘る姿勢のときの背中まで天板までの高さ
またげる高さいま使っているトイレのふち出入口の下端の高さ
猫とトイレのどこを測ると、カバーのどの寸法が決まるか

トイレ本体の内寸は、猫の鼻先からしっぽのつけ根までの長さの1.5倍が目安とされています。カバーはその本体を包む箱なので、内寸は外寸より大きく取ることになり、手前には猫が体の向きを変えるぶんの余白も要ります。

高さは、猫が砂を掘るときの背の高さから決めましょう。天板が低いと背中が当たってしまい、掘る動作を途中でやめる猫もいます。天板がしゃがんだ姿勢より上に来ていれば、この心配は要りません。

出入口の下端は、いま使っているトイレのふちをまたげているかどうかが手がかりになります。足腰が弱ってきた猫や、関節に痛みのある猫では、出入口が低いほうが使いやすくなります。子猫やシニアの猫と暮らしているなら、またぐ高さを今より増やさない形にしておきましょう。

すのこは、サイズは書いてあっても耐荷重は書いていない

すのこを買うとき、板の大きさと厚みはすぐに分かります。ところが、何キロまで載せてよいかは見当たりません。ダイソーの桐すのこは、下の表に挙げた4つのサイズのどれにも耐荷重の表示がありません。

商品名とサイズ厚み価格(税込)耐荷重の表示
桐すのこ 31cm×30cm1.4cm110円なし
桐すのこ 40cm×25cm1.4cm110円なし
桐すのこ 45cm×20cm1.4cm110円なし
桐すのこ 50cm×33cm2.7cm220円なし
表に挙げた桐すのこは、サイズと価格が分かっても耐荷重は分からない

表示がないということは、載せてよい重さの目安が示されていないということです。だから、天板の上に猫砂の袋やペットシーツの箱を置く前提では設計しないでおきましょう。棚としても使いたいなら、耐荷重の書かれた棚を別に用意して、すのこは目隠しだけに使うほうが安心です。

これらのすのこの商品ページには、水がかかる場所での使用を想定した表示もありません。尿がかかりうる場所に置くことになる、という前提は自分の側で持っておく必要があります。

なお、システムトイレの中に入っている樹脂製のすのこは別のものです。この記事で使うのは、トイレの外側に立てる木のすのこを指しています。

すのこで作る3つの形

組み方を決めるのは、隠したい面がいくつあるか。ここでは枚数の少ない順に3つ、どこが隠れて、どこに気をつけるのかを見ていきます。

1. L字のついたて

2枚のすのこを結束バンドで直角に留めて、トイレの後ろと横に立てる形です。壁に立てかけるのではなく、L字にして自分で立つようにするのがこつで、こうすると横から押されても倒れにくくなります。

上が開いているぶん空気が抜けやすく、掃除のときも手を入れやすいのが利点。ただし砂を受け止めるのは背中側だけなので、砂かきの激しい猫には物足りないかもしれません。

2. コの字のカバー

背面1枚と側面2枚の計3枚を、上を開けたまま組む形です。三方が囲われるので目隠しの効きがよくなり、飛び散った砂も内側に落ちます。

出入口は正面の一面がまるごと空くため、猫が入れなくなる心配はほとんどありません。天板がないぶん、部屋の中では箱というより衝立に見えます。

3. 天板をのせた箱型

コの字の上に4枚目を渡して天板にする形。上から中が見えなくなるので、見た目はいちばんすっきりします。

一方で、猫は上に乗ります。天板を載せただけだと、乗った拍子にずれて落ちるので、枠に結束バンドで留めておきましょう。天板ができると空気の抜け道が減るため、正面は開けたままにしておくのが前提になります。

使うすのこ隠れる面とくに気をつけるところ
L字のついたて2枚背面と側面1つ横から押されたときの倒れ
コの字のカバー3枚背面と側面2つ内寸が狭くなりすぎないか
天板つきの箱型4枚三方と上猫が上に乗る・空気がこもる
L字・コの字・箱型で、使う枚数と隠れる面がどう変わるか

角と切り口、留め金具は組む前に始末しよう

すのこは切り出したままの木なので、角や板の切り口にささくれが立っていることがあります。組み上げてからでは奥に手が届かないため、1枚ずつのうちに紙やすりをかけておきましょう。

確かめるときは、猫が通る面を端から端まで手でなぞります。出入口のふちは体が当たる場所なので、角を丸く落としておくと、通るたびに毛が引っかかることも減らせます。

それから裏返して、板と桟を留めている釘やステープルの頭が浮いていないかを見てください。細い金具は指で押すと動くことがあり、浮いたままだと猫の爪や皮膚が引っかかります。押し込んでも直らないなら、その1枚は使わないでおくほうが早く済みます。

ここまでの3つの形で板と板をつなぐのは、いずれも結束バンドです。ダイソーの結束バンドには、幅約2cmまで・引っ張り強度の目安が約3kgのものもあれば、幅約8cmまで・約22kgのものもあります。

板2枚を重ねた厚みは、薄い1.4cmのものどうしでも2.8cmになるので、その太さを回せる長さで、強度の目安が書かれているものを選びましょう。バンドの先は尖っているので、余った分は切り落として、猫の通り道に出ないようにしておきます。

上に重いものを置かず、押しても倒れない置き方にしよう

厚み1.4〜2.7cmの板を数枚つないだだけの造りです。持ち運びは楽ですが、横から力が加わると位置がずれます。

置いたら、正面と横から手のひらで押してみましょう。ぐらつくなら、L字やコの字にして足元の面積を広げるか、背面を壁に寄せて、後ろへ動く余地をなくします。猫が飛び乗ったり体をこすりつけたりする力は、思っているより横向きに働くものです。

天板の上にものを置くと、重心が上がって倒れやすくなります。耐荷重の表示がないことと合わせて、上には何も置かないと決めてしまいましょう。

正面をふさいで穴だけにしないでおこう

作り方を調べていくとよく出てくるのが、正面に板を張って猫用の穴をあける形と、蝶番で扉をつける形。ただ、出入口をその1か所に絞った時点で、中にいる猫の逃げ道もその穴だけになってしまいます。

多頭で暮らしていると、別の猫が入口の前に座ってしまい、出るのをためらう猫が出てくることもあります。ここまでの3つの形のように正面を全部開けておけば、入口をふさがれる場面は減らせるでしょう。すのこは板と板のあいだにすき間があるので、中の様子が横からも見えます。

どうしても正面を隠したいなら、扉ではなく布ののれんを1枚垂らすだけにしましょう。風やほかの猫に押されて閉まる扉と違い、のれんなら猫が頭で押して通れます。

2匹以上で暮らしている場合のトイレの数と置き場所は、こちらにまとめています。

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においと湿気は、こもらせない側から考えよう

覆いのないトイレは、においを内側にためこみません。裏を返すと、カバーを付けた時点で、においが中に残りやすくなります。カバーはにおいを消す道具ではなく、部屋に広がる量を減らすかわりに中の空気を動かしにくくする道具だと考えておきましょう。

すのこのすき間は、この点では味方になります。板を隙間なく張ったベニヤより空気が通るので、正面を開けたままにしておけば抜け道は残せます。

トイレ本体を洗うときに使うのは、石けんとお湯だけ。アンモニアを含む洗剤は、猫には尿のにおいに感じられることがあるので避けましょう。木の板は水につけて洗えないぶん、拭いたあとに乾かす時間を見ておく必要があります。

内側に香りを足すより、すくう回数を増やす

香りのついた消臭剤や芳香剤を、カバーの内側に使わないでおきましょう。においのついた覆いを猫が避けることがあり、香りつきの猫砂や消臭剤を嫌う猫も珍しくありません。においが気になるときは、砂をすくう回数を増やすほうが早道です。

洗えるところと、板の替えどき

手作りのカバーは、部分ごとに手入れの仕方が変わります。丸洗いできるのはトイレ本体だけ。木の板と留め具は、拭くか替えるかのどちらかです。

部分ふだんの手入れ替えどきの合図
猫が通る板の切り口手でなぞって確かめるささくれが立ってきたとき
尿がかかった板拭き取ってから乾かす拭いても跡が残るとき
結束バンド引いてゆるみを見るゆるみ・白い曇り・伸びが出たとき
天板毛やほこりを拭き取るたわみが出てきたとき
木の板・結束バンド・天板を、どこまで拭いてどこで替えるか

尿がかかった板は、拭いても跡が残ることがあります。木は水を吸うので、表面をこすり続けるより、その1枚を新しいすのこに入れ替えるほうが早く片づきます。1枚110円から買い直せるのは、すのこで作ったからこその身軽さです。

結束バンドで留めているなら、月に1度は引いてみて、ゆるみや白い曇りが出ていないかを見ましょう。ゆるんだまま使い続けると、猫が乗ったときにずれます。一度留めるとゆるめられない品番もあるので、締め直すのではなく、新しいものに替えてしまうほうが確かです。

覆わずに済ませる方法もある

ここまで見てきたとおり、木で覆うと決めた時点で、寸法・耐荷重・換気・閉じ込め・手入れという条件がまとめて付いてきます。作る時間と置き場所を考えると、はじめから収納家具に組み込んでしまうほうが早いかもしれません。

既製の収納家具でトイレを隠す方法は、こちらで比べています。

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カバーを置いてから、トイレに入るのをためらう、入ってもすぐ出てくる、外で粗相をするといった変化が続くときは、まずカバーを外して元の置き方に戻してみてください。それでも戻らないときや、おしっこの色がふだんと違うときは、日をおかずに動物病院で診てもらいましょう。

ただし、トイレに何度も入るのにおしっこが出ていないときは別です。尿の通り道が詰まっている可能性があり、時間の余裕がありません。カバーを外して様子を見るより先に、その日のうちに動物病院へ連絡してください。

※トイレの大きさの目安、覆いのあるトイレと開いたトイレの好み、出入口の入りやすさ、洗剤の選び方、香りつきの猫砂や消臭剤への反応は、猫の不適切な排泄についてAAFP・ISFMが公開しているガイドライン、すのこと結束バンドのサイズ・価格・耐荷重や引っ張り強度の表示はダイソーの各商品ページ、おしっこが出ていないときの緊急性はコーネル大学猫健康センターの解説によります(2026年9月2日確認)。

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