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猫とコバエ対策|食べたときの連絡先が、置き型とスプレーで違います

猫とコバエ対策のアイキャッチ画像 猫
この記事は約6分で読めます。

猫のトイレのまわりに、小さな虫が飛ぶようになる。置き型のコバエ取りを買ってこようとして、一度手が止まります。床に置くものなので、猫が先に見つけて口に入れるかもしれません。

アース製薬は、この場面についてはっきり答えていました。ただし読み比べると、連絡先が製品によって違います。置き型には「医師」とだけ書かれ、スプレーには「医師または獣医師」と書かれています。

この記事では、アース製薬がコバエ用の製品について公開している回答を読んで、猫がいる部屋で引っかかるところをタイプごとに並べました。どこに置くものとして売られているかまで、答えが出ています。

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食べたときの連絡先が、置き型とスプレーで違います

先に、いちばん差が出たところから書きます。どちらの質問文にも「ペット(犬や猫など)」と書かれているのに、答えの終わりに出てくる相手が違いました。

製品質問連絡先
コバエがホイホイ/スリム(置き型)人やペットが誤って食べた医師
コバエがホイホイ 赤い屋根のおうち人やペットが誤って食べた医師
コバエアース 1プッシュ式スプレー人やペットにかかった医師または獣医師
同上床や壁に触れたりなめたりした医師または獣医師
アース製薬のコバエ用製品が、診療の連絡先として書いていること

置き型の案内はこうなっています。「ある程度の量を食べた場合は、すぐに水か牛乳を飲ませて吐き出させ、直ちに本品がジノテフラン(ネオニコチノイド系)を含有する製剤であることを医師に告げて、診療を受けてください。」最後まで読んでも、獣医師は出てきません。

一方スプレーのほうには、獣医師が出てきます。「万一異常が認められたときは、本品がピレスロイド系の殺虫剤であることを医師または獣医師に告げて、診療を受けてください。」同じ会社の、同じコバエ用の製品です。

どちらが正しいという話ではありません。ただ手元の製品がどちらのタイプかで、読める案内が変わるということ。猫が口にしたときにどこへ連絡するかは、その場で迷いたくないところです。

そしてこの記事では、置き型の応急手当を猫に当てはめる判断をしません。書かれている相手が医師なので、猫については動物病院に連絡してください。そこから先は獣医師の領域になります。

置き型には、苦味の成分が混ぜてあります

置き型のコバエ取りを猫がなめた場合については、「なめた程度であれば問題ありません。」とされています。理由も書かれていて、有効成分のジノテフランが微量であること。

もう一つ、作りのほうにも仕掛けがありました。「誤食防止として口に入れた瞬間に非常に苦味を感じる成分を混ぜています。」

「赤い屋根のおうち」のほうには続きがあって、その苦味があるので「大量に摂取することはないものと思われます。」と書かれています。同じ説明でも、言い切りの強さが製品で少し違います。

ゴキブリ用の薬を読んだときも、同じ会社がタイプごとに別の条件を書いていました。置き型・粘着・スプレーで答えが分かれるのは、虫の種類が変わっても同じです。

粘着タイプは「害はありません」と言い切っています

吊るす「ハエとり棒」の粘着剤をなめた、食べたという質問には、ほかと違って短い答えが返っていました。「害はありません。」

理由も具体的で、「主成分はチューインガムの基剤などに使われる食品添加物と同じものであり、その他の成分(ニオイ成分など)も有害なものではありません。」とされています。殺虫成分で殺すのではなく、くっつけて捕るタイプだからです。

そのかわり、毛についたときの手順が長く書かれています。粉末で取り、油で拭き取るところまでは、ほかの粘着製品と同じ流れ。ただし油の選び方に「小動物の場合にはベンジンによる悪影響も考えられますので、時間はかかりますがサラダ油・てんぷら油を使用してください」というただし書きが付きます。

そして最後に、ほかの製品では見かけなかった一行がありました。「それでもダメな場合は、付着部分の毛を刈り取ってください。」取り切れないこともある、と書いてあるわけです。

スプレーは「通常の使用の範囲であれば」が前提です

ワンプッシュ式のスプレーを、ペットがいる部屋で使っていいかという質問には、「通常の使用の範囲であれば、問題ありません。」と答えています。置き型の「なめた程度であれば」と同じで、範囲が先に置かれた形です。

条件も添えられていて、「噴射気体を直接吸ったりしないように注意してください。」とあります。猫は床に近いところで息をしているので、噴いた直後の高さが人とは違います。

毛にかかってしまった場合は、「付着した液が少量の場合、石けんと水でよく洗えば、問題になることはありません。」とされています。そのうえで異常があれば獣医師へ、という流れでした。

網戸まわりの虫よけを調べたときも、スプレーするものには「どこから吹くか」「いつ戻すか」という時間と場所の条件が付いていました。噴くタイプは、置くタイプより手順が増えます。

猫のトイレについては、書かれていません

ここまで読んで、見つからなかった答えが一つあります。猫のトイレに湧いたコバエについてです。

置き型をどこに置けばいいかという質問の答えは、「台所・流しのそば、お店の厨房などに置いてください。」でした。出てくるのは台所まわりで、猫のトイレも猫砂も挙がっていません。

これは「使えない」と書いてあるのではなく、想定されている置き場所に入っていないという状態です。トイレのそばに置くなら、台所に置くときとは条件が変わる可能性があります。

なお、ここで読んだのはアース製薬が公開している製品Q&Aです。ほかのメーカーの製品については確認していません。メーカーに問い合わせたわけでもなく、公開されている回答を読んだだけです。

猫の自動トイレのほうは、機種ごとの選び方と多頭飼いでの使い分けをまとめています。コバエの話とトイレ選びの話は分けて考えるほうが、どちらも早く決まります。

よくある質問

Q
猫が置き型のコバエ取りをなめてしまいました
A

アース製薬は「コバエがホイホイ/コバエがホイホイ スリム」について「なめた程度であれば問題ありません」としたうえで、薬の量がごくわずかであることと、口に入れた瞬間に苦味を感じる成分が入っていることを理由として挙げています。ただし、ある程度の量を食べた場合の手当ては「医師に告げて、診療を受けてください」と書かれていて、獣医師は出てきません。この手順をそのまま猫に当てはめてよいかは、この記事では判断しません。口にしたことが分かった時点で、かかりつけの動物病院に電話するのが確実です。

Q
コバエ用のスプレーが猫にかかってしまいました
A

「コバエアース 1プッシュ式スプレー」については「付着した液が少量の場合、石けんと水でよく洗えば、問題になることはありません」とされています。そのうえで「万一異常が認められたときは、本品がピレスロイド系の殺虫剤であることを医師または獣医師に告げて、診療を受けてください」とあります。こちらは獣医師が明記されている側です。

Q
猫の毛にハエとり棒の粘着剤がついてしまいました
A

まずテープで取れるだけ取り、ベビーパウダーや小麦粉などの粉末をまぶして取り除くとされています。そのあと油で拭き取りますが、小動物の場合はベンジンによる悪影響も考えられるとして、時間はかかってもサラダ油・てんぷら油を使うようにと書かれています。さらに「それでもダメな場合は、付着部分の毛を刈り取ってください」と続きます。

Q
猫のトイレに湧いたコバエにも使えますか?
A

読んだ範囲のアース製薬の製品Q&Aには、猫のトイレや猫砂についての記載が見当たりませんでした。置き場所として挙げられているのは「台所・流しのそば、お店の厨房など」です。使えないと書かれているわけではありませんが、想定されている置き場所には入っていない、という状態になります。お使いの製品については、パッケージの表示とメーカーの案内を確かめてください。

また、同じ会社の製品でもタイプが違えば答えが違うので、ここに書いた内容をほかの製品に当てはめることはできません。これはメーカーの説明であって、当社が試験で確かめたものではありません。

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