旅行や帰省、急な用事などで、ペットホテルの利用を考えることはありませんか。まず気になるのが「料金はどのくらいかかるのか」という点だと思います。ペットホテルの料金は、ペットの大きさ・宿泊日数・利用する時期・施設のタイプなどによって大きく変わります。この記事では、犬・猫のサイズ別の料金相場の目安と、料金が変わる理由、施設のタイプ別の特徴、そして年末年始やお盆など混み合う時期に預けるときのコツまで、飼い主さん目線でまとめました。なお、ここで紹介する金額はあくまで目安で、地域や施設によって差が大きい点を先にお伝えしておきますね。
ペットホテルの料金相場の目安(犬・猫のサイズ別)
ペットホテルの料金は、まずペットの大きさで変わるのが一般的です。犬は小型・中型・大型でおおまかに分かれ、大きくなるほど1泊あたりの料金が高くなる傾向があります。猫は体格差が小さいため、犬より料金の幅はゆるやかなことが多いです。下の表は、1泊あたりの料金のおおよその目安をまとめたものです。あくまで一般的な目安であり、地域・施設・プランによって大きく異なります。実際の料金は、必ず利用したい施設の公式情報で確認してください。
| ペットの区分 | 1泊あたりの料金の目安 |
|---|---|
| 小型犬(〜10kg程度) | 3,000〜5,000円前後 |
| 中型犬(10〜25kg程度) | 4,000〜6,000円前後 |
| 大型犬(25kg以上) | 5,000〜8,000円前後 |
| 猫 | 2,500〜4,000円前後 |
上の金額はあくまで基本的な宿泊料金の目安です。ここに繁忙期の割増や、散歩・投薬などのオプション料金が加わることも多く、実際の支払額はこれより高くなる場合があります。逆に、連泊での割引や日帰りプランなど、条件によっては安くなることもあります。次の章で、料金が変わる主な理由を見ていきましょう。
ペットホテルの料金が変わる主な理由
同じ「1泊」でも、料金には幅があります。ここでは、料金が変わる主な理由を整理します。あらかじめ知っておくと、見積もりを見たときに納得しやすくなります。
ペットの大きさ(サイズ)
もっとも基本的な要素が、ペットの大きさです。犬の場合、体重によって小型・中型・大型の区分が設けられていることが多く、大きい犬ほど料金が高くなる傾向があります。同じ施設でも、小型犬と大型犬で料金が数千円ほど違うことも珍しくありません。まずは自分のペットがどの区分に入るかを確認しておくとよいでしょう。
宿泊か日帰り(一時預かり)か
夜をまたいで預ける「宿泊」か、日中だけ預ける「日帰り(一時預かり・デイケア)」かでも料金が変わります。一般的に、日帰りは宿泊より料金が抑えめで、時間単位や半日・1日単位で設定されていることが多いです。短時間の外出なら日帰り、旅行や連泊なら宿泊、といった使い分けができます。数時間程度のお留守番で済む場合は、そもそも自宅での留守番で対応できることもあります。

利用する時期(繁忙期の割増)
年末年始・ゴールデンウィーク・お盆などの連休は、ペットホテルがもっとも混み合う時期です。この時期は通常料金に割増(繁忙期料金)が設定されることが多いです。割増の有無や金額は施設によって異なるため、混み合う時期に利用する予定があるなら、早めに料金と空き状況を確認しておくと安心です。
オプション(散歩・投薬・トリミングなど)
基本の宿泊料金に加えて、散歩の追加、投薬の対応、トリミングやシャンプー、専用の広い部屋の利用などがオプションとして用意されている施設もあります。これらを利用すると、その分料金が加算されます。持病があって投薬が必要な場合や、長期の宿泊でトリミングもお願いしたい場合などは、オプション料金も含めて見積もりを確認しておきましょう。
ペットホテルのタイプ別の特徴
ひとくちにペットホテルといっても、運営している施設のタイプはさまざまです。タイプによって料金の傾向や向いているケースが違うので、預けたいペットの状況に合わせて選ぶとよいでしょう。
動物病院に併設されたペットホテル
動物病院がペットホテルを併設しているケースです。獣医師が近くにいる安心感があり、持病がある子やシニアのペット、投薬が必要な子を預けたいときに向いています。料金はやや高めになることもありますが、体調面が心配な場合の選択肢として検討する価値があります。かかりつけの動物病院がホテルも行っているか、聞いてみるのもよいでしょう。
ペットショップ・トリミングサロン併設のホテル
ペットショップやトリミングサロンがホテルサービスを行っているケースです。トリミングとあわせて預けられる手軽さがあり、身近な場所にあることも多いです。宿泊とトリミングをセットで頼めば、預けている間にお手入れもできて便利です。設備やスタッフの体制は店舗ごとに幅があるので、事前に様子を見ておくと安心です。
ペットホテル専門の施設
宿泊の預かりを専門に行っている施設です。広めの個室や運動スペースが充実しているところもあり、ペットがのびのび過ごせる環境を重視したい場合に向いています。料金やサービス内容は施設によって差が大きいため、部屋のタイプや1日の過ごし方を確認して選ぶとよいでしょう。
ペットシッター(自宅で預かってもらう選択肢)との比較
ホテルに預けるのではなく、自宅に来てもらう(またはシッターの自宅で預かる)ペットシッターという選択肢もあります。ペットが慣れた環境で過ごせるため、環境の変化が苦手な子や、多頭飼いで移動が大変な場合に向いています。料金は訪問回数や時間によって決まることが多く、ホテルとは料金体系が異なります。ペットの性格や預ける日数に合わせて、ホテルとシッターのどちらが合うかを考えてみてください。
予約と準備|混み合う時期は早めに
ペットホテルを利用するときは、料金だけでなく予約と準備も大切です。とくに混み合う時期は、早めの行動がポイントになります。
年末年始・GW・お盆は早めの予約を
年末年始・ゴールデンウィーク・お盆といった連休は、ペットホテルの予約が集中します。直前だと満室で預けられないこともあるため、旅行や帰省の予定が決まったら、早めに予約を取っておくと安心です。人気の施設や、動物病院併設など条件のよいところほど早く埋まりやすい傾向があります。
ワクチン接種証明が必要なことが多い
多くのペットホテルでは、ほかの動物への感染を防ぐため、ワクチン接種の証明書の提示を求められることが一般的です。犬なら狂犬病予防注射や混合ワクチン、猫なら混合ワクチンなど、施設によって必要な種類が決まっています。接種から一定期間が必要な場合もあるので、預ける予定が決まったら、必要なワクチンと証明書について早めに確認しておきましょう。
持ち物の準備
預けるときは、いつものごはんやおやつ、使い慣れた食器、常用しているお薬、お気に入りのタオルやおもちゃなどを持参すると、ペットが安心して過ごしやすくなります。ふだんと同じフードを用意しておくと、環境が変わってもおなかの調子をくずしにくいとされています。必要な持ち物は施設によって案内が異なるので、予約時に確認しておくとスムーズです。車で連れて行く場合は、移動中の車酔いや暑さ・寒さ対策も忘れずに。


初めて預けるときに気をつけたいこと
初めてペットホテルを利用するときは、料金や設備だけでなく、ペットが安心して過ごせるかどうかも大切な視点です。次のポイントを意識してみてください。
事前に見学して雰囲気を確かめる
可能であれば、預ける前に施設を見学して、清潔さやスタッフの対応、ほかの動物との過ごし方などを自分の目で確かめておくと安心です。ペットを実際に連れて行き、その場の様子を見せてもらうのもよいでしょう。分からないことは遠慮なく質問して、預ける前に不安を減らしておくことが大切です。
短時間・短期間から慣らしていく
いきなり長期で預けると、環境の変化に強いストレスを感じてしまう子もいます。まずは日帰りや1泊など短い時間から試して、少しずつ慣らしていくと、ペットの負担をやわらげやすくなります。初めての宿泊で様子が心配なときは、預けている間の様子を教えてもらえるか確認しておくと安心です。キャリーやクレートに慣れておくと、移動や預け先での過ごし方もスムーズになります。

持病やシニアの子は事前に相談を
持病がある子や高齢のペット、投薬が必要な子を預けるときは、より慎重な確認が必要です。動物病院に併設されたホテルを選ぶ、かかりつけの獣医師に預け先について相談するなど、体調面のサポートを受けやすい環境を選ぶと安心です。預ける施設には、持病の内容や投薬のタイミング、緊急時の連絡先などを事前にきちんと伝えておきましょう。
持病がある子・シニアの子・投薬が必要な子を預けるときは、自己判断で進めず、まずはかかりつけの獣医師に相談してください。預け先の環境で体調管理ができるか、緊急時にどう対応してもらえるかを、事前に施設とよく確認しておくことが大切です。動物病院に併設されたペットホテルなら、体調の変化に気づいてもらいやすく、心配な子でも預けやすい選択肢になります。
よくある質問(FAQ)
- Qペットホテルの料金は1泊いくらくらいが目安ですか?
- A
あくまで一般的な目安ですが、小型犬で1泊3,000〜5,000円前後、中型犬で4,000〜6,000円前後、大型犬で5,000〜8,000円前後、猫で2,500〜4,000円前後とされることが多いです。ただし料金は地域・施設・時期・プランによって大きく異なり、繁忙期の割増やオプション料金が加わることもあります。正確な金額は、利用したい施設の公式情報で必ず確認してください。
- Q年末年始やお盆はいつごろ予約すればいいですか?
- A
年末年始・ゴールデンウィーク・お盆は予約が集中し、直前だと満室になることもあります。旅行や帰省の予定が決まったら、できるだけ早めに予約と空き状況を確認しておくと安心です。人気の施設や動物病院併設など条件のよいところほど早く埋まりやすい傾向があるため、これらの時期に利用する予定があるなら早めの行動をおすすめします。
- Qペットホテルを利用するのにワクチンは必要ですか?
- A
多くのペットホテルでは、ほかの動物への感染を防ぐため、ワクチン接種証明書の提示を求められることが一般的です。犬は狂犬病予防注射や混合ワクチン、猫は混合ワクチンなど、必要な種類は施設によって決まっています。接種から一定期間をあける必要がある場合もあるので、預ける予定が決まったら、必要なワクチンと証明書について早めに施設へ確認しておきましょう。
まとめ
- 料金の目安は1泊で小型犬3,000〜5,000円前後・中型犬4,000〜6,000円前後・大型犬5,000〜8,000円前後・猫2,500〜4,000円前後。あくまで目安で地域・施設・時期で大きく変わる
- 料金はサイズ・宿泊か日帰りか・繁忙期の割増・オプション(散歩や投薬など)で変わる
- 施設は動物病院併設・ペットショップ/サロン併設・専門ホテルなどタイプがある。自宅で預かるペットシッターという選択肢も
- 年末年始・GW・お盆は早めの予約を。ワクチン接種証明が必要なことが多く、持ち物の準備も忘れずに
- 初めては見学と短時間から。持病やシニアの子はかかりつけの獣医師に相談し、動物病院併設なども検討する
ペットホテルの料金は、ペットの大きさや宿泊日数、時期、施設のタイプによって幅があります。まずは相場の目安をつかんで、預けたいペットの状況に合った施設を選ぶことが大切です。混み合う時期は早めの予約を心がけ、ワクチンや持ち物の準備も余裕をもって進めておくと安心です。大切な家族が留守中も安心して過ごせるよう、この記事を参考に準備を整えてみてくださいね。
※この記事で紹介した料金はあくまで一般的な目安であり、実際の料金・サービス内容は地域・施設・時期・プランによって異なります。利用の際は、各施設の公式情報で最新の料金と条件を必ず確認してください。持病やシニアのペットを預ける場合は、かかりつけの獣医師に相談することをおすすめします。
