愛犬のトイレシートを替えながら、これで足りているのか、それとも替えすぎなのかが気になることはありませんか。手がかりになるのは、1日に何回おしっこをするかと、シート1枚がどれだけ受け止められるかの2つだけ。この2つが分かると、1日に使う枚数を愛犬に合わせて自分で数えられます。
おしっこの回数の目安は、成犬で1日3〜5回、子犬で7〜10回、シニア犬で5〜6回。いっぽうシート1枚が吸収できる量は商品ごとに決まっていて、同じレギュラーサイズでもおしっこ3回分のものと5回分のものがあります。ここを見ておくと、厚さではなく吸収量でシートを選べるようになりますよ。
この記事では、1日と1か月に使う枚数を年齢別に出したうえで、替えどきを見分けるサイン、留守番や夜のように替えに行けない時間の組み立て方、枚数を減らしたいときの選び方まで順に見ていきます。
犬のトイレシートは1日何枚?年齢別の枚数のめやす

排泄のたびに替えるなら、1日に使う枚数はおしっこの回数とほぼ同じ数になります。まずは年齢ごとの回数から、1日ぶんと1か月ぶんの枚数を出してみましょう。
| 愛犬 | おしっこの回数 | 1日の枚数 | 1か月の枚数 |
|---|---|---|---|
| 子犬 | 7〜10回 | 7〜10枚 | 約210〜300枚 |
| 成犬 | 3〜5回 | 3〜5枚 | 約90〜150枚 |
| シニア犬 | 5〜6回 | 5〜6枚 | 約150〜180枚 |
この枚数はおしっこの分だけなので、うんちのときに替える分は別に加わります。とくに子犬は排便の回数も多いため、買い置きは表の数より少し多めにしておくと安心です。
子犬の回数が多いのは、膀胱がまだ小さくてためておけないからです。少量を何回にも分けて出すので、そのぶん枚数もかさみます。シニア犬も膀胱の働きや排泄に使う筋力が下がるぶん回数が増え、トイレに間に合わないことが出てきます。枚数が増えること自体は困った状態ではないので、多めに見込んでおけば買い足しであわてずにすみますよ。
ただし、回数の増え方が急なときや、少量のおしっこを何度もするとき、おしっこのときに痛がる・血が混じるといった様子があるときは、年齢とは別の原因が隠れていることがあります。尿路結石症や膀胱炎のほか、去勢をしていないシニアの男の子では前立腺肥大症でも起こるので、動物病院で診てもらってください。
回数には個体差があるので、まずは1日ぶんを数えてみると、わが家の枚数が見えてきます。あわせて量も見ておくと目安になりますよ。健康な成犬が1日に出すおしっこは体重1kgあたり28〜47mlで、体重5kgの子なら140〜235mlほど。使う前と使ったあとのシートの重さを比べると、1回ぶんのおおよその量が分かります。
1kgあたり50mlを超えているときは、病気が原因のこともあります。とくに水を飲む量まで増えているなら、すぐに動物病院を受診してください。飲水量の目安は体重1kgあたり50〜60mlで、たくさん飲んでたくさん出す状態は、慢性腎臓病や糖尿病のサインであることがあります。
トイレをまだ覚えている途中の子犬は、においを手がかりに場所を覚えていく時期でもあります。清潔さと覚えやすさのどちらを取るかで迷ったときは、犬のトイレトレーニングのやり方で手順から確かめてみてください。
シート1枚が受け止められる量を先に見ておこう

枚数を減らしたいときに効くのは、シートの厚みよりも1枚が吸収できる量です。サイズは袋に必ず書かれていますし、吸収量も「オシッコ◯回分」と表示している商品が多いので、買う前にそこを確かめておきましょう。
| サイズ | シートの大きさ | 向いている愛犬 |
|---|---|---|
| レギュラー | 44×32cm | チワワ・トイプードルなどの小型犬 |
| ワイド | 60×44cm | 中型犬や胴の長い小型犬 |
| スーパーワイド | 90×60cm | 中型〜大型犬 |
吸収量は、同じサイズでも商品によって差があります。デオシートしっかり超吸収のレギュラーは1枚でおしっこ5回分・約150ccを受け止め、ワイドなら5回分・約250cc。同じ44×32cmでも、デオシートPREMIUMのレギュラーは3回分・約90ccです。
これらの数字は、小型犬や中型犬の平均的なおしっこの量から出したもの。1回の量が多い子なら、そのぶん早く上限に届きます。逆に言えば、成犬で1日4回の子であれば、5回分のシートは計算上1枚でおさまり、3回分のシートなら2枚が必要という見当が立ちますね。
袋に書かれた回数は、その量までなら漏れずに受け止められるという設計上の上限です。実際にはにおいや表面の濡れのほうが先に気になるので、数字を使い切ろうとしなくて大丈夫。次の見出しのサインを合図に替えてあげてください。
替えどきを見分ける3つのサイン

汚れたら替えると言われても、どこからが汚れたのか迷いますよね。次の3つのうちどれかが出ていたら、回数にかかわらず替えどきです。
交換の目安は袋にも書かれていますが、そこに届く前でもにおいが気になったら替えてかまいません。とくに足濡れは見落としやすいサイン。濡れたシートを踏んだ足で部屋を歩けば、床や寝床までにおいが移ってしまいます。
しかも、シートが汚れているのを嫌がって、別の場所でしたり我慢したりする子がいます。トイレの失敗が急に増えたときは、しつけを見直す前にシートの状態を確かめてみましょう。部屋のにおいがなかなか取れないなら、交換とあわせてペット用消臭剤を使うと落ち着きますよ。
替えに行けない時間は組み立てで乗り切ろう
日中の仕事や夜のあいだまで排泄のたびに替えるのは、さすがに無理があります。そこで替えられる時間と替えられない時間を分けて考えると、清潔さを落とさずに回せるようになりますよ。
家にいる時間は薄型を1回ごとに替えて、留守番と就寝のあいだだけ吸収量の大きいシートを1枚敷いておく。この組み立てがいちばん現実的でしょう。1日3〜5回のペースなら、9時間ぶんはおよそ1〜2回の計算になります。ただしこれは夜間を含めた1日平均からの目安なので、日中に集中する子はもう少し増えます。5回分を受け止めるシートなら1枚でも足りますが、心配なら2枚並べておくと安心ですよ。
面積で足すのも有効な手です。レギュラーからはみ出してしまう子はワイドに変えると受け止められる範囲が広がり、結果として使う枚数が減ります。体重が軽くても、ミニチュア・ダックスフンドのように胴の長い子はワイドのほうが快適に用を足せます。トレーに敷ききれずに端からこぼれている場合も、サイズをひとつ上げるほうが枚数を増やすより早い解決策。留守番の時間そのものが長いご家庭は、犬の留守番で環境づくりから見直してみてください。
留守番と夜のあいだをまかせるなら、炭シートを入れた厚型のワイドが向いています。吸収回数の表示はありませんが、長時間の使用に向けてつくられたタイプです。
交換の回数から選ぶ犬用トイレシート
ここからは、替えるペースに合わせて選べるアイテムを3つ紹介します。こまめに替えたい人向け、留守番をまかせたい人向け、シートのズレを止めたい人向けの順です。
こまめに替えるなら|デオシート PREMIUM レギュラー
44×32cmはトレーにぴったり収まる大きさで、小型犬の定番サイズ。内容量は54枚入りと84枚入りの2種類です。1枚あたり3回分なので、家にいる日は排泄ごとに替えて、出かける前だけ新しい1枚にしておく使い方に合います。小型犬の平均的なおしっこの量なら12時間の消臭力が続くので、替えるまでのあいだも部屋のにおいが立ちにくくなりますよ。
留守番と夜をまかせるなら|ネオシーツ 超吸収DX ワイド
炭シートを入れた厚型で、長い時間そのままにしても表面が乾いた状態を保ちやすいのが持ち味。1袋44枚入りのワイドサイズなので、中型犬はもちろん、小型犬の留守番用としても使えます。在宅中は薄型、出かける前と寝る前だけこちらという使い分けなら、枚数と清潔さの折り合いがつきますよ。
シートのズレとこぼれを止めるなら|シリコン製のトイレマット
シートがめくれてこぼれると、1回のおしっこで2枚使うことになってしまいます。マットで固定しておけば、はみ出しによる無駄が減り、掃除も短くすみますよ。床の汚れが広がりやすいご家庭なら、犬用カーペットを組み合わせる方法もあります。
なお、このマットはペットが噛まないよう注意が必要です。シートを破いてしまう子には向かないので、その場合はマットではなく、次の見出しで紹介するメッシュのふた付きトレーを試してください。
シートを破く・食べてしまうときの防ぎ方と受診の目安
トイレシートをビリビリに破いてしまうのは、1歳くらいまでの若い犬によく見られます。噛んでよいおもちゃを用意したり、一緒に遊ぶ時間をつくったりして気を向ける先を増やすと、シートに向かう回数が減ってきますよ。破いたときに大きな声で反応すると、遊んでもらえたと受け取って繰り返す子もいるので、静かに片づけるほうが早く収まります。
環境の側で防ぐなら、留守番のあいだはケージやサークルで過ごせるようにしておくのが基本。それでも破いてしまう子には、メッシュのふたが付いたトイレトレーがよく使われます。シートを網の下に固定しておくと、直接くわえて引き出しにくくなるからです。それでも網の目からかじる子はいるので、留守番のあとはシートの減り方も見ておきましょう。目を離すときはおもちゃを片づけておく、ゴミ箱はふた付きにする、といった片づけもあわせて効いてきます。
そのうえで、飲み込んでしまったときの動き方を先に決めておくと迷いません。シートの吸水材は食べられるものではないので、飲み込んだときも、破いた中身を吸い込んだり目に入ったりしたときも、量にかかわらず動物病院に相談するのが基本です。しかも誤食は、飲み込んだ直後に症状が出るとはかぎりません。胃から腸へ移り、腸をふさぐ位置に届いてから急に吐きはじめることがあり、腸に入った場合は数時間から数日たって悪化することもあります。
- シートを食べた・飲み込んだ可能性がある
- 半日以上、嘔吐が続いている
- 水を飲んでも吐く/何度も吐こうとするのに出ない
- 排便が出ていない
- ぐったりして元気がない
- おなかを触ると嫌がる・痛がる
経過した時間によって、できる処置は変わってきます。飲み込んで間もなく胃の中にとどまっていれば、吐かせる処置や内視鏡で取り出せることがあるからです。腸まで進むと、開腹手術が必要になる可能性が上がります。だからこそ、閉院間際でも夜間でも、まずは電話をして指示をあおいでください。
待っているあいだに家でできることは2つ。食べた時刻とおおよその量をメモしておくことと、同じシートが残っていれば1枚持っていくことです。診察のときに材質を確かめる助けになります。反対に、塩を飲ませるなど自己判断で吐かせるのは避けてください。塩分のとりすぎで別の危険を招きますし、鋭いものを一緒に飲んでいた場合は食道を傷つけます。
よくある質問
- Qうんちをしたときも、シートは丸ごと替える?
- A
うんちはできるだけ早く取り除き、シートに汚れが移っていれば、おしっこの回数にかかわらずその場で新しい1枚にします。汚れが残っていると、そこを嫌がって別の場所でしてしまう子がいるためです。
- Q使ったシートのにおいが部屋に残るときは?
- A
汚れた面を内側にして小さくたたみ、袋の口を結んでから捨てるとにおいが広がりにくくなります。ごみ箱はふた付きにして、収集日までの置き場所を風の通るところにしておくとさらに和らぎますよ。なお捨て方の区分は、お住まいの自治体のごみ分別にしたがってくださいね。
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トイレシートを安く買える店を探している方へ。ドン・キホーテで買えるペット用品と、店舗ごとの品ぞろえの違いをこちらで解説しています。

はみ出したおしっこが床に残ってしまったときの拭き取り方は、こちらにまとめました。

1日の枚数は、おしっこの回数とシート1枚が受け止められる量で決まります。数えてみて多いと感じたときは、替えるペースを削るのではなく、吸収量の大きいシートやひとつ上のサイズに変えてみてください。清潔さを保ったまま枚数を減らせます。おしっこの回数や量がふだんと変わったときは、動物病院に相談してくださいね。
